スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- │Comment- | Trackback-│編集

春の一日 17

17

着替えや必要なものを取りに石川のマンションに戻った日から4日後の12月2日。
変わらず彼女は俺のところに泊まっていた。
昨日までずっと休んでいたが、
「もう大丈夫だから」と久しぶりに仕事に向かう彼女を車で送った。

俺は休みだったためマンションに戻ってから、
ここ半月散らかし放題だった自分の部屋を掃除し、
忙しすぎて読めずにいた本を5冊一気に読んだ。
溜まっていたことを色々こなしていると、
いつの間にか石川を迎えに行く時間になっていた。

色々といっても掃除洗濯などの家事の一切は石川がしてくれていたおかげで、
いつもよりかなり楽だったし、散らかっていたリビングも片づけられ、
お風呂やトイレもピカピカになっていた。

嫌いでもないが得意でもない家事をやってもらうとかなり助かるし、
食事もバランスよく作ってくれる。
久しぶりの手料理はとてもおいしい。



ショッピングビルのお客様用駐車場に車を停めてパソコンを開き、
石川が来る間、ここ数日分の読んでいなかったメールをまとめてチェックした。

外は既に真っ暗で、時刻は午後6時10分を過ぎたところだ。

パタパタと近づいてくる足音に気づいてバックミラーに目を向けると、
コートも羽織らずに走ってくる石川の姿が映っていた。

「お疲れ様。早いね」

助手席のドアを開けると、息を切らしながら、

「だってわざわざ迎えに来てもらってるのに、待たせるなんて」

と、声を弾ませながら言った。

手にしていたコートとカバンを受け取り、後部座席に置いた。

「どうする?あんまり時間とれないけど、このままどこかに食べに行こうか?」

シートベルトを締める石川の手が止まった。

「いいよ、そんな外食なんて。時間がないならコンビニで何か買ってもいいし」

料理好きだから本当は材料を買って家で作りたいだろう。
それでも構わないのだが、俺はこのあと行かなければならないところがあるため、
いまから料理するのを待っている時間がない。

……それに俺と外で食事をするのを遠慮してるんだろう。

「じゃぁ、近くのスーパーでお弁当買おうか。
 買いたいものがあれば一緒に買っていいから」

「うん、ありがとう」

嬉しそうに笑った。

にほんブログ村 小説ブログへ
スポンサーサイト

| 「僕の一日」  | 02:14 │Comments0 | Trackbacks0編集

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://harl.blog40.fc2.com/tb.php/709-2be7bbbf

| main |

プロフィール

ハル

Author:ハル
  ↓ぽくっと↓

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
  ↑ぽちっと↑

このサイトに使用されている
画像、文章、その他を無断で掲載、転載、
複製することを禁じさせていただきます。

リンクフリーです

ブログ内検索

QRコード

QR

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。