僕の一日 88

歩さんがひとり暮らししている部屋は、通っているS大学近くのワンルームマンションだった。
先日、痴漢から助けた女性もS大学だし、斯波くんもこの大学だ。
彼女――石川さんが住んでいるマンションも、
S大学近くの駅から自転車で20分程度のところだ。

偶然とは恐ろしい。

まさか石川さんと歩さんが姉妹とか、ないよな……ないない、似てない。
2つ下に妹がいるって言ってたから、いま21歳のはずで、
20歳の歩さんなわけないし……まさか誕生日が来てないだけ?
いやいや、多分違う。
絶対違っていて欲しい。

携帯番号交換した時に名字も聞いておけば良かった。


午前4時半過ぎに俺が住んでいるマンション前にタクシーが着いた。
部屋に戻ってすぐにテーブルの上に置いてある普段使っている携帯を開く。
メールを1件受信していた。

“返事が遅れてごめんね。
 身体の方はだいぶよくなったよ。
 明日はもともとお休みだから、ゆっくり寝てます。
 心配かけてごめんなさい。”


彼女からだった。

良かった。

連絡が来た。
うん、良かった。

斉藤さんが部屋に行くって言っていたから倒れてるとか、
そういうことはないだろうと思っていたけど、返事がないとやっぱり心配になる。
これで安心して眠れる。
今日は斉藤さんとシフト交換して早番になったから、早く休もう。
あさってには彼女も出勤できるだろう。

彼女に会ったら謝らないと。

先日の斉藤さんとの会話中、俺の意識が危うくなったとき、
助けてくれたのに、何も言わずに斉藤さんとバックルームをあとにしてしまったこと。


でも。
どうしてあのとき、震えていたのだろう。


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| 「僕の一日」  | 01:22 │Comments2 | Trackbacks0編集

コメント

粒々。そうなんですね。
ハルさんはアクセントのある食べ物が好きではない、人の好みっていろいろなんですねぇ。

先日、京都に行きました。
京都にはいろいろなお菓子がありますが、行列しないと買えないもののひとつが豆大福。

これは大福でもこしあんなんですけど、これだったらハルさんはどうでしょう?
こしあん嫌いの私は豆大福だったら、お餅の部分に豆が入っていてアクセントになるから食べられるんですけど。

私のいちばん嫌いなお菓子は、伊勢の名物赤福餅です。
いちばん好きなのは、ミルク金時のかき氷、アイスクリームなしバージョンですかね。

アップルパイはまあまあ好きですが、ちょっとでいいです。
パンでいちばん好きなのは、やっぱりチーズパンかなぁ。この間買ったチーズ入りドイツパンは美味でした。

ほんと、食べ物の話ってきりがないですよね。

あ、そうそう、和歌山は貴志駅の猫駅長、たまが逝ってしまいましたね。
私は二度、会いにいって、私のブログにもちょっとだけ動画をアップしています。

うちの猫が死んだときのことを思い出して、たまの写真を見ていると切ないです。

あの子はのほほーんとした猫だったから、そんなにストレスは感じていなかったと思うのですけど、やっぱりすこしはね。

普通は猫なんて家のなかで好き勝手にしていて、外を散歩したりする子もいるのに、たまは注目度が高すぎて、日本でいちばん有名な猫ってほどでしたから、知らずストレスも溜まっていたのかもしれません。

我が家からだと貴志川あたりは十分日帰りできますので、涼しくなったらたまを偲ぴに、もう一度行ってこようかと思っています。

2015.06.26(Fri) 01:40 | URL | あかね|編集

あかねさま
いつもありがとうございます!

よく「アクセントに○○を入れて~」と言うのを聞くのですが、
「アクセントなんていらん!余計なことをするな!」と思ってしまうタイプです。
一番許せないのがポテトサラダのきゅうりですね。
「なに入れちゃってんの?!せっかくのなめらか感が台無しじゃん!」と思います。
そのくせパンに入っているベリー系やチーズは好きなんです。
でも干しブドウはなくていいです……。

赤福……けっこう好きです、数える位しか食べたことがないんですが、
ああいうなめらかな感じが好きです。

豆大福は出されたら食べますけど、すすんで食べたいとは思わないです。
好きな人がいたらあげちゃいます。

あんことチーズが好きなら、
あんこチーズ餅やあんこチーズパンはどうですか?
個人的にこの組み合わせが好きで、
あんこ餅を作った時には、あんこをからめたあと皿にとって、
その上にチーズをのせてチン。

甘じょっぱくてうまい!!

食べたことがなかったら是非試してください!
お酒が好きな人はこれで一杯イケるとか。


たま駅長の記事は当日に見てショックを受けました。
寿命もあるしストレスもあるんだと思うけれど、
居なくなったと思うと寂しいです。

帽子をのせられて色んな人に大人しく抱かれて、
インタビューされれば「にゃーん」と鳴いて、
自分が役割を持っているんだと分かっていたのかなぁって思います。

おばあちゃんの家で飼っていた猫はまさに自由気ままでしたが、
寿命は長くなかったです。
5年位で死んでしまったのもいると思います。
エサもご飯ににぼしや魚の皮など、
本当に昔飼っていたような状態で暮らしていました。
鼻水を垂らしていてもけがをしても、自然治癒です。
意見はいろいろあると思いますが、
そういう生き方も猫にとっては幸せなんじゃないかと私は思います。

先日散歩中にとてもなつっこい猫に出会いました。
呼べば喜んですり寄ってお腹をどーんとだしてゴロゴロ。
返ろうとするとついてくる。
あぶなく連れて帰るところでした。
たぶん近くで飼われているのだと思います。
適度に外に出歩いて、寝床はあたたかい家の中、
ごはんも不自由しない、病気になったら診てもらえる位が良いのかもしれませんね。

2015.06.28(Sun) 16:25 | URL | ハル|編集

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