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僕の一日  23

誰かに呼ばれた気がした。
どこからか声がする。

これは、夢?

あれ?
いま、何時だ?


見慣れた天井が視界に入る。
ベッド代わりとなっているソファーの上にいることに気づく。
小さい電球が暗い部屋をわずかに映し出す。
外からは静かまり返った空気が流れてきた。

『なんか、だるい・・・』

かけてあった毛布をつかんでなんとか身体を起こし、薄暗い部屋の中に目をやると、
冷たいフローリングの床に座ったまま、ソファーに寄りかかって眠る彼女がいた。

時計の針は4時20分を指している。


テーブルの上にはいつもの薬と、水が入ったコップ。
それに体温計と買った覚えのない市販の風邪薬が置いてあった。
風邪薬は何錠か飲んだ跡がある。

静かに体温計を手に取り、毛布のなかでスイッチを入れた。
わずかにピッと音をたてた体温計を見てみると37.9を表示していた。

めずらしい事でもない。
軽い熱が出るのはいつものこと。
このだるさは熱のせいだろうか?
でもそんなことは、いちいち気にしていたらキリがない。


音をたてないように体温計をテーブルに戻し、
自分にかけてあった毛布を、コートを羽織って眠る彼女にかけた。
肌寒いこの季節、夜は冷える。


『それこそ風邪ひくよ』


わずかに聴き取れる程度の声で呟き、
壁に掛けてあるジャケットのポケットの中から携帯電話を取り出した。


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| 「僕の一日」  | 22:24 │Comments0 | Trackbacks0編集

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