君の声




ねえ 聞いて

私ね 好きな音だけを 聴くことが出来るの

だから

だから その声で呼んで

私の耳は あなたを見つけるから








「ねえ 聴いたことある? 空の音」

彼女は言った


『空の音?』


怪訝そうに彼は聞いた


「そう この空から音が聴こえるの」


そう言って彼女は空を見上げた

やっと暑さが和らぎだした
10月の夕暮れ

学校の帰り道

無機質な建物が並ぶ街の中



僕はまだ


彼女の恋人だった



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| それぞれの一日 | 23:20 │Comments4 | Trackbacks0編集

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