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1クリック1円から クリック課金で集客アップ ハルと音 「僕の一日」 完
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こちらの「ハルと音」は小説のみとし、
それ以外の詩などは「ハルと音と色」へと、
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今後も、詩やつぶやきに関しては、
「ハルと音と色」へと書き込みますので、
よろしくお願い致します。


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「僕の一日」 
2008-06-11(Wed) 05:41

長々と(本当は10回位で終わる予定が・・・)
44回までになってしまいました(数悪・・・・・)

ここが一応の区切りとさせて頂きます

続きを書くかは         不明

書きたかったけれど 書けなかったところも多々あるので
いつかは・・・・と 心に近い・・・・


読んで下さった方々 ありがとうございます
近いうちに また二人が顔を出せる日を願って

僕の一日 44
2008-06-09(Mon) 03:40

“きっと僕ら 似ているんだ”


そんな言葉で締めくくられた会話

けして後味が良い話しではないけれど


なぜだろう


少し ラクになれた気がするんだ



それは 黙っていた事を話したからなのか

彼女が相手だったからなのか




分からないけれど 今 この視界の中に

彼女がいること



それだけで 安心できる


彼女の後姿が 優しい思い出を呼び起こす





自分ひとりで 生きてきたわけでもなく

自分ひとりで 生きていけるわけじゃないこと



彼女と話す度に 何か大切なことを知っていく


これから先 どれだけのことを知ることが出来るだろう




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僕の一日 43
2008-06-06(Fri) 07:53

「・・・・・」

いつもより少しだけ温かい空気が流れてる部屋が
一気に凍った

『弟は俺と5歳離れてる
 今17歳なんだ』

強く瞑っていた目を少しずつ開きながら言った

『母親は俺と弟と二人を育てるために 一生懸命だったよ』

「・・・・・」

何も言えず 黙って聞くしかで出来ずにいる彼女

短い沈黙

『母親の あの大変そうな姿を見ているのが辛かった』

俯いたまま呟いた

『俺はもう充分なんだ 愛されここまで育ててもらって
 本当に感謝してるんだ だから もう無理をして欲しくない』

「・・・だから家を出て ひとり暮らししながら 
 昼間は普通に働いて それだけ母親に言って
 夜の仕事のことは言ってない・・・・」

『ご名答』

彼女を見て 少し笑った

『月給がいいからって仕送りしてるんだ』

「・・・・いくら仕送りしてるの?」

テーブルに両肘をつき 頭を覆うようにしながら言った

『20万』

「そんなに?」

普通に彼女が驚いた

『まだ 弟が高校生だし 母親はいい歳だしね
 弟には大学にも行ってもらいたいとか思ってる』

「自分は行ってないのに?」

『俺はいいんだよ 充分』

「・・・・・」

『父親の記憶があるだけ幸せなんだ
 弟が生まれた時には もういなかった
 弟は父親を知らないで育ったんだ』

「でも なんか犠牲になってる感じがする」

『犠牲?』

テーブルから肘を離し 腕をほどきながら彼女を見た

「うん なんか 父親代わりっていうか・・・」

『・・・・どうだろう 兄と父親の両方になりたいのかな』

彼女の方向に顔は向けたまま 
視線は下を見ていた

『仕送りの他に弟の大学のお金貯めてるところとか 
 もしかしたら 父親気分なのかもしれない』

「私が母親代わりしてたみたいに?」

彼女がわざと上目遣いで言った

『・・・・かもね』

笑って言った




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僕の一日 42
2008-06-04(Wed) 02:40

「仕送り?」

『そう 仕送り』

「実家に・・・・?」


目を閉じて一呼吸おいた


『母親を事故で亡くしたっていたよね』

彼女は小さくうなずいた

『俺はね 父親がいないだよ』

彼女はなんとも言えぬ表情をした

『弟と母親と3人で暮らしてた』

黙って聞く彼女

『でも 俺が小さい頃 一緒に遊んだ記憶があるんだ
 漠然となんだけど 少しだけ』

そして 俯いて言う

『いつの間にか居なくなってた』

焦点が合っていない目は
ただ テーブルを見ている


『後から知ったんだ』


ゆっくりとまぶたを閉じる


『父親が居なくなった理由』


少しだけ眉間にしわが寄る


『離婚とか そんなんじゃなかった』

「・・・・・」



『・・・自殺だったんだ』




吐き出すように

ぎゅっと目を瞑って

子供の悲鳴のような声で


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僕の一日 41
2008-05-31(Sat) 23:09

「ホスト?!?!?!」

勢いよく立ち上がり
今までに聞いたことのないくらいの声で繰り返された

目の前のテーブルが動いたかと思った位に

『何も そんな大声でびっくりしなくても・・・』

こんなに驚かれるとは思ってもなく
つい 片目をつぶりながら
持っていたお茶をテーブルに置いた

「ホストって・・・あの・・・」

まだ彼女は信じられない様子で繰り返す

『そう・・・あの深夜のお仕事のホスト』

半ば呆れて 再度お茶を口に運びながら親切丁寧に言った


「・・・・何でまた・・・」

一気に気が抜けたようで
ぽすんと その場にしゃがんだ

『いや・・・お金を稼ぐのに一番手っ取り早いかなって・・・』

彼女に目を合わせないで
しれっとした感じで言った


「私が聞いてるのはそんなことじゃないよ」

彼女の声が いつもの声に戻った

お茶を口に運んでいた手は止を止め
顔は動かさず 視線だけ彼女に向けた

「私たちが働いてるところで充分生活出来るでしょう?
 家賃とか細かいことは分からないけど
 そんなに生活が苦しいように見えないよ」

お茶をテーブルに戻しながら言った

『確かに自分だけの生活なら
 あそこだけで充分だと思ってる』

「じゃぁ何で?」

『・・・実家に仕送りしてるから』



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